お弁当の前日、
事前調理について。
(下ごしらえ)
今月は避けては通れない放射能と食事の話です。
①汚れや土をよく洗い流す。2、葉物野菜はよく水洗いし、30分水につけ、再度洗うとストロンチウムセシウムは水溶性なのでかなり落ちる。ゆでる煮る酢に漬ける塩でもむなどで排出されやすくなる
②早く排泄する 便通を整えましょう。たまった不要物の75%は便として出て行きます。野菜や果物、芋類、海藻、こんにゃくなど食物繊維が不足しないように。とくに(リンゴのペクチン)がセシウムの排泄に有効。清浄な水、麦茶、番茶などで水分も補給 甘い水分冷たすぎる水分は代謝を悪くし回復力を落とすのでダメ
③お茶、柿の渋、栗の渋に含まれるタンニン化合物。植物に含まれるフラボノイド類など。昆布、柿の葉茶、番茶、野菜をたっぷりとるように。防御作用が強いのはみそ。熟成したみそ、納豆、発酵したした漬け物、梅干しなどは解毒し腸を丈夫に
④免疫力を高める。基本は「日本の伝統食」長崎の秋月辰一郎医師の指導の元で生き延びた人々は、毎日玄米にごま塩ワカメのみそ汁カボチャの煮物梅干しに薬草茶などをたべていたそうです。砂糖や肉乳製品を減らし、ご飯にみそ汁に漬け物、野菜料理に豆腐や魚など、和食を心がけましょう。
広島の原爆被爆者でもある肥田舜太郎医師の講演会から勉強しました。
今月も自信を持って、お弁当作っていきたいと思います。
(自家製のカレーにはリンゴのすりおろしが入っています)
もう避けては通れない放射能汚染と食品の関係を、消費者の目線・外食の現場の目線で書いておきたいと思います。
知り合いに、農業事業者もいますから生産者の苦労も多少はわかるつもりですが、ここは食品を選んで子供に食べさせる母親の側だけに立った見方をしてレポートしていきたいと思います。
今日 狭山茶の大きな会社が倒産しました。風評被害のせいとされていますが、これを実害といわなくてなんなのでしょう。会社は被害金額を算出して東電に請求すべきではないでしょうか。
京都大学の学生の福島の放射線被害のレポートを見ましたが、積算された放射性物質飛散の地域は東日本の北海道 青森 秋田の北半分以外は西は静岡まで茶色になっていました。
農産物や水産物は、放射性物質の移行係数がちがいますから、何から検出されて、何からは不検出と言うことはありますが、東日本のほとんどが汚染地域になったということは事実なようです。
3月11日に震災があって、直後から拡散し始めた放射性物質は決して収まらずに今も拡散を続けています。それを受けて3月17日に厚生省から通達が出ました。以下に記載しておきますが、一気に30倍から50倍にセシウムなどの基準などをあげたということは、それだけ農作物 大地が汚染されてしまったことを国が確認したということです。
●世界の水道水放射線基準値
WHO基準 1ベクレル(Bq/L)
ドイツガス水道協会 0.5ベクレル(Bq/L)
アメリカの法令基準 0.111ベクレル(Bq/L)
3/17までの日本の基準値
ヨウ素 I-131 10ベクレル(Bq/L)
セシウムCs-137 10ベクレル(Bq/L )
3/17以降・現在の日本の暫定基準値
・ヨウ素(I-131)131 300ベクレル(Bq/L)
飲料水 300 Bq/kg
牛乳・乳製品 300 Bq/kg
野菜類 (根菜、芋類を除く。 ) 2,000 Bq/kg
・セシウム(Cs-137)137 200ベクレル(Bq/L)
飲料水 200 Bq/kg
牛乳・乳製品 200 Bq/kg
野菜類 500 Bq/kg
穀類 500 Bq/kg
肉・卵・魚・その他 500 Bq/kg
厚生労働省医薬食品局食品安全部長通知
平成23年3月17日付「食安発0317第3号」
この数値は 比較的 収まってきた今年2012年に再び低く設定されましたが、測定されていない思わぬ地域からも高濃度の放射線があるみたいです。福島から200キロ以上はなれた群馬県の沼 河川からも検出されています。
ここで再びおさらいです。
毎日食べるものは神経質に セシウムなどの数値はキロ当たりで表示されますから 少量 時々しか食べないものは多少ラフに考えていくことです。また、子供と大人では内部被爆の影響力が違いますから注意が必要です。
水 牛乳 米 パン ビールなどは要注意
嗜好品 などは少し注意