お弁当の食材
について。
原発事故以来 心配な食品 比較的安全な食品 の問い合わせが寄せられます。
最近の武田先生のブログによると、あともう1年 事故後3年たつと危険地域以外は比較的 線量が低くなるそうです。ナショナルブランドの牛乳は避けて地元の小さなロットの牛乳を勧めていたのが印象的でした。
2011年が明けました。家庭の食卓をかざる食材にも昨年末から大きな変化が出てきました。プロの現場も同じような動きがありますから、まずはそのことからお話いたします。原油はすでにリーマンショック前の高水準になってきていますし、輸入野菜 特に中国からの冷凍野菜 生野菜などが倍近くになってきています。世界的な天候の異変はすぐに作物に現れます。そうして不作の国や地域があると国際的な相場はすぐに連動いたします。
最初に原油の上がったお話をいたしましたが、冬のスーパーの棚を飾っている野菜は、ほとんどがハウスで作られています。 ビニールやガラスの大きなハウスを見たことがありますよね。このハウス 当たり前のように温度管理をするためにあります。平均気温20度前後で育つ野菜に、同じような環境を与える為です。その暖房に重油などが使われます。ですから冬のハウス野菜は原油の相場と深く関係があるのです。
お米のほうはと言うと、昨年は猛暑にもめげず作量はまあまあでした。優良米がかなり少なかったことが問題にはなりましたが、スーパーにはキロ400円を切るお米で一杯です。庶民には、なんにも困りません。
お肉はと言うと、お隣韓国の口蹄疫 鳥インフルエンザなどが心配です。牛肉の輸入先である豪州の洪水なども この先どんな影響があるか見守りたいところです。
お店の中の具体的な話をすると 国内野菜を今までどうり取るか、輸入野菜に切り替えるか大いに悩みました。国産たまねぎ 1箱5000円 中国産たまねぎ1箱2000円 ・・・・・・・・・・この価格差はお弁当作りには大影響です。とりあえず相場がおさまるまでの我慢と国産をとりましたが、支払の大きさに唖然とする毎日です。
http://www.okusamanet.com/genealogy/gen_01.html
お弁当に限らず 私たちの食の世界にある危機は
私が申すまでもございませんが、かなり危ないものがあります。
農業生産者自身が食べないような
色 形だけがりっぱな殺虫剤づけの野菜や果物
BSEをはじめ 食物連鎖や命のタブーなどを無視した
商業行為のつけが回ってきたように思います。
また中国産をはじめ世界中から食品が入ってきます。
マスコミの無責任な報道に惑わされることなく
しっかりとした知識と判断で取捨選択をしたいと思います。
フードマイレージと言う言葉もあります。
身近な生産者の食品を運送費を少なく使い
昔ながらのスローフードな食生活をする
こんな生活が必要ですね。